株式会社八興 代表取締役 野瀬宇一郎

代表取締役会長 野瀬 宇一郎

「住(くらし)」を考え 「人」を見つめる八興です

八興が見つめるのは、ただ「人」だけです。 と私たちは繰り返し主張してきました。それは、住生活を見つめることが「人」を見つめることであるだけでなく、 この企業スピリットがうまく機能するもしないも、 これまた「人」次第であるからです。

住関連の日本のメーカーは実によくユーザーの心を知っています。それは着実に製品に反映されています。 しかしユーザーの生の顔は知らない。

一方、地域の販売代理店はユーザーの生の顔こそ良く知っていますが、ユーザーの本当の心は意外と知らないのが実態です。

私たちは、メーカーとユーザーの両方の心が理解できる良き「仲人」となって、 人々の住生活の向上に寄与できるよう願っています。 しかも「住」というものを、人と環境との調和という視点からとらえたトータルアドバイザーとして。未来の住まいづくりに貢献する企業となることが願いです。

八興は"Hakko Wild Ducks"を目指しています。 これは、 「デンマークのある湖に、毎年野生の鴨が渡ってきていましたが、近くに住む古老が鴨に餌を与えるようになったため、鴨は自ら探し捕えることをせず、湖から飛び立つことをやめてしましました。しかし、古老が亡くなり、餌をもらえなくなった時、鴨は体がぶくぶくと太り、羽は力強さを失い、飛ぶことができず、雪解水に流されて死んでしまいました。」 <キェルケゴールの実存哲学より引用> という話によります。

人も同じで、飼い慣らされた鴨になってはいけません。

飼い慣らされると、やる気、元気、感動など大切なものを失ってしまいます。 常に、自立心・自主性を備えた野生の鴨(自立した1個の人間)でなければなりません。 人生に悔いを残さないために、自分の生き方・志に誇りを持つことが大切だと思います。

八興の教育方針の特徴は、技術的な研修よりも自己確立を重んじる点にあります。 地元の若い人に就職してもらい、仕事を通じて人材育成を行う。 そして、自己実現を目指す誇り高き企業人を輩出することによって、地域社会の活性化に寄与できることが、 地元への社会貢献だと思っております。